頭頸部がんは、口腔、咽頭、喉頭、鼻腔、副鼻腔、唾液腺など、脳と脊椎を除く頭部や頸部に発生するがんの総称です。
頭頸部がん
頭頸部がん
頭頸部がんは、口腔、咽頭、喉頭、鼻腔、副鼻腔、唾液腺など、脳と脊椎を除く頭部や頸部に発生するがんの総称です。
頭頸部がんの症状は、がんの場所や進行度によって異なりますが、一般的な症状には次のようなものがあります。
頭頸部がんは他のがんに比べて発生頻度は少なく、日本人のがん全体の3%程度と言われています(甲状腺がんを除く)が、由来臓器が様々なため、発生原因や治療方法、予後が異なるのが特徴です。また頭頸部には、呼吸する、食べる、飲む、味わう、におう、話す、聞くなど、五感に関わる機能が集中しているため、それらの機能を保ちつつ、がんを根治する治療戦略を立てる必要があります。
早期に発見されればされるほど、治療の成功率が高まり、より機能も温存できます。そのため、何よりも早期発見、早期治療が重要です。
頭頸部がんにはいくつかのリスク因子が明らかになっています。主なリスク因子は、喫煙、アルコール摂取(特にすぐに顔が赤くなってしまう方はより注意が必要です)、咽頭へのヒトパピローマウイルス(HPV)感染、慢性的な炎症(歯周病など)、放射線曝露などです。がんのリスクを減らすために、禁煙、禁酒、ワクチン接種や、口腔内を清潔に保つなどの、リスク因子の回避も重要です。
治療法には、手術、放射線療、化学療法(抗がん剤による治療)などがありますが、専門的な総合病院での治療となります。
当院では、最新の内視鏡やエコーによる詳細な診察が可能です。上記の症状でご心配の際は、お気軽に、早めに受診されてください。丁寧に診察し、万が一がんが疑われた場合は、適切な医療機関へご紹介いたします。また、治療が終わったあとの経過観察もいたします。
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