ワクチンの仕組みや種類について|大野城市の耳鼻咽喉科|にしやま耳鼻咽喉科|西鉄春日原駅より徒歩4分

〒816-0935福岡県大野城市錦町2-3-12 ラ・フルール春日原2階

092-501-4565

WEB予約
壁看板

ワクチンの仕組みや種類について

ワクチンの仕組みや種類について|大野城市の耳鼻咽喉科|にしやま耳鼻咽喉科|西鉄春日原駅より徒歩4分

2025年9月26

ワクチンの仕組みや種類について、なるべく医学用語を使わないようにして、チャットGPTに説明してもらいました(内容は西山が確認しています)。

免疫やワクチンについては、まだまだ未解明なことが沢山あり、私達、医療者にとっても理解しにくかったり、メリット・デメリットが判断しにくかったりすることがありますが、可能な限り文献や、実際の臨床データ・情報を勉強して、患者様に適切な医療を提供できるように、スタッフ一同努めてまいります。

不明な点や、不安な点がありましたら、お気軽にご相談ください。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

ワクチンは、体の「警備隊」=免疫に、敵の顔をおぼえさせる“練習用の写真”みたいなものです。

  • 敵は「細菌」や「ウイルス」です。
  • ワクチンは、敵を弱くしたり、敵の一部だけを見せたりして、「本物そっくりの写真」を警備隊に見せます。
  • 警備隊は、**抗体(こうたい)**という道具と、**記憶(きおく)**を作って準備を整えます。
  • あとで本物の敵が体に侵入しても、「見たことのある敵」なので、すぐに攻撃できます。そのため、病気になりにくく・重症化しにくくなります。

ワクチンにはいくつか種類があります。

  • 生ワクチン=「弱らせた本物の敵と、軽い練習試合をする」
  • 不活化ワクチン=「動かない敵の模型(かけら)を見て練習する」
  • RNA(mRNA)ワクチン=「敵の“顔”を作るための設計図を体に見せて、練習用の的を体の中で作ってから練習する」

1) 生ワクチン(弱毒化ワクチン)

しくみ
弱くした本物のウイルスや細菌を使って、体の警備隊(免疫)が“ほぼ本番に近い形”で練習する。

メリット

  • 免疫が強くつきやすく、長もちしやすい
  • 回数が少なくて済むことが多い

デメリット/注意

  • 弱っていても、本物のウイルスや細菌なので、ごくまれに病気に近い症状が出ることがある
  • 免疫がとても弱っている人・妊婦さんには基本使えない

代表例
麻しん風しん(MR)、水ぼうそう、ロタ、黄熱 など


2) 不活化ワクチン

しくみ
ウイルスや細菌を「動けない状態(=不活化)」にして、その一部(模型)だけを見せて練習する。

メリット

  • 病原体そのものは動けないので安全性が高い
  • 免疫が弱い人にも使いやすい

デメリット/注意

  • 免疫がやや弱め・短めになりやすく、複数回+追加接種が必要な場合がある

代表例
日本脳炎、インフルエンザ(不活化)、不活化ポリオ(IPV)、など


3) RNA(mRNA)ワクチン

しくみ
「敵の表面の一部を作る設計図(mRNA)」を体に渡す → 体の細胞が少しだけその“的”を作る → 免疫がそれを見て練習する。生きたウイルスは使わない

メリット

  • 作るスピードが速く、アップデートもしやすい(新型への対応がしやすい)
  • 生きたウイルス不使用なので、感染症そのものにはならない
  • 体のDNAを変えない(設計図はすぐ分解される)

デメリット/注意

  • 発熱・だるさ・腕の痛みなど反応が出やすい
  • 効きめを保つには複数回や追加接種が必要になることがある
  • 超低温など保存条件がきびしいものが多い
  • まれに特有の副反応(例:心筋炎など)が報告される

代表例
新型コロナワクチン、など


まとめ表

種類しくみ(たとえ)免疫の強さ・持続回数の目安使いにくい相手作りやすさ / アップデート保存のむずかしさ
生ワクチン弱らせた本物と練習試合強く・長め少なめ免疫が弱い人・妊婦★★☆(時間がかかる)中~やや難
不活化動かない模型で練習中くらい・短め多め(+追加)比較的使いやすい★★☆易~中
mRNA設計図→体内で的を作る中~強・やや短め多め(+追加)多くの人に可★★★(速い)難(低温など)

TOP